ハーレーをカスタマイズする上で、ハンドルやグリップ、ミラーやシートなど比較的変更しやすいパーツから入る方は多いでしょう。ただ、ホイールをカスタムするとなるとお金も掛かるし、乗り心地が変わってしまったら不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にホイールをカスタムすることのメリット、さらに踏み込んでホイールを塗装してより自分好みのハーレーに近づけるホイールのカスタム&塗装についてご紹介します。
基本的に、ホイールをカスタマイズするメリットは見た目と機能性にあります。見た目に関しては、スポークの形状やリムの幅によって好みで選ぶことをお勧めします。
クラシカルなデザインが好きであればスポークホイール(スポークが細目)、スポーティな印象が欲しければキャストホイール(スポークが太め)、独特な見た目のものが好きならディッシュホイール(円盤状)がお勧めです。
機能性については、ホイールのインチによって想定する場面が変わってきます。インチの定番は16インチ、19インチ、21インチとなっており、インチが上がるごとに直線走行時に安定感が増します。そのため、街乗りが多い方は小回りの利く16インチ、長距離移動が多い方であれば安定感の大きい21インチが用途にフィットしやすいでしょう。太いリムを使用するワイドタイヤは安定感が増しますが、コーナーリング性能が落ちてしまうので、そこは注意が必要です。
塗装についてはショップにお願いするか、DIYでやるかの2つの方法があります。ショップでお願いする場合にはやはりプロの作業で完成度は高いですが、料金がDIYに比べると高くつくことが多いです。
DIYでやる場合には自分で塗装をするということもあり、価格がショップに比べて抑えられる反面、塗装作業の慣れが必要で出来は自己責任になります。
この辺は今後DIY技術をつけていきたい場合や財布との相談で決めると良いでしょう。
ホイールというパーツは、見た目にも機能性にも大きく影響する重要なパーツです。自分のハーレーに合う良いホイールとの出会いは間違いなくハーレーライフを素晴らしいものにしてくれます。これを機にホイールカスタマイズやホイール塗装について検討してみるのも良いでしょう。
ハーレーのブレーキ周りのパーツであるローター・キャリパー・パッド
ハーレーに限ったことではありませんが、オートバイをブレーキングさせるための主要パーツとしてローターとキャリパー、ブレーキパッドがあります。オートバイにおけるローターは、ディスクブレーキというシステムであればローターが採用されていて、前後のタイヤの主軸付近に装着されています。
ローターにブレーキパットを擦り付けることで、ブレーキングをする仕組みです。ローターはとても高温になるため、放熱のための穴などが開けられていて、オートバイメーカーごとでいろいろな放熱のための工夫がされています。
キャリパーとは、ローターに対してブレーキパットを押しつける圧力を発生させるための装置です。ハーレーの場合は、ブレーキレバーからの油圧をキャリパーに加えることでブレーキングを実現しています。ハーレーは他のメーカーよりも200Kg以上重いオートバイですから、ハーレー専用のブレーキキャリパーを搭載する必要があります。しかし、もともとハーレーはアメリカの広大な大地を運転することを想定して設計されているため、純正ブレーキングシステムは比較的貧弱なため、日本で走る際には強力なキャリパーへの交換がおすすめです。
例えば、ブレンボHPなどが良いでしょう。
ブレーキパッドは、ブレーキング時にローターに押し付けるもので板状の形をしています。抑えておきたいのは、ブレーキパッドは消耗品であるということです。何度もローターに擦り付けることで、すり減っていきます。ハーレーの場合は、新車時にはその厚みは10mm前後です。交換の目安としては5,000km〜10,000kmが一般的ですが、ライダーのオートバイの使用の仕方、つまりはブレーキングの頻度にて交換時期の目安は大きく変化します。
ブレーキパッドは日頃から目視して厚みを確認し、2mm以下の厚さになったら交換時期です。