定期的にした方が良い?ハーレーのチェーン清掃と調整方法

ハーレーを問わず、多くのバイクチェーンは定期的に清掃や調整を行う方が良いと言われています。清掃を行わずに長期間ハーレーに乗り続けているとチェーンの寿命が短くなり、故障するリスクが高くなります。
定期的に清掃・調整をした場合のチェーンの寿命は約3年程度ですが、何もしない場合は約1年と大幅に寿命が短くなってしまいます。時間に余裕があるならハーレーに乗る度に清掃と調整を行うのがベストですが、毎回は難しいという人がほとんどです。しかし、最低でも1週間に1回、またはロングツーリングをした場合や天候の悪い日に走った後は出来るだけチェーンの清掃と調整を行う方が無難と言えます。

ハーレーのチェーン清掃に必要となるのは、チェーン専用のクリーナーとブラシです。最初に水を使い、チェーン全体の汚れを軽く落とします。次に、ゆっくりとチェーンを回しながら表面に付着した汚れやゴミを取り除いていきます。ある程度汚れを落とす事が出来れば、チェーン専用のクリーナーを吹きかけてブラシで優しくチェーンを磨きます。清掃を行う前はチェーンにすり減った金属の欠片や砂が溜まっていますから、しっかりと取り除きましょう。
清掃後にグリスアップを行うと、より長く安全にチェーンを使用する事が出来ます。

一方、チェーンの調整にはトルクレンチやソケット、メガネレンチといったボルト等を締める道具が必要となります。ハーレーは日本のバイクと異なり、ナットやボルトのサイズがセンチではなくインチだという点に注意が必要です。チェーン調整に慣れていない方は、メンテナンススタンドやフロントブレーキロックがあると安心です。チェーン調整は、初めにリアアクスルを緩めます。さらに、ロックナットを緩めて調整用ナットを回してチェーンの調整を行います。バイクによって最適なチェーンのたるみ具合は異なりますから、事前に自分が乗っているハーレーの最適なチェーンのたるみ具合を調べておきましょう。最適なたるみに調整が出来た後は、緩めたナットやリアアクスルを元通りにすれば完了です。万が一、慣れていないと時間がかかったり元に戻せなくなる可能性もあるので、自信がない場合は専門店にメンテナンスを依頼した方が良いでしょう。