重量があるハーレーの運転テクニック

ハーレーといえば、1,000ccを超える大型オートバイです。同等排気量の日本のオートバイよりも重量があるため、その取り回しはテクニックが必要です。

そもそもオートバイの運転自体が難しく、右手でアクセルとフロントブレーキをコントロールし、左手にてクラッチ操作、右足はリアブレーキ、左足はギアチェンジと手足全てを使う乗り物です。

ハーレーの運転の場合、車重の重さに慣れる必要があります。そのため、早めのブレーキ操作が必要です。ブレーキング時の姿勢を安定させるためにも、フロントブレーキ6、リアブレーキ4の割合でブレーキングするのが基本です。また、オートバイを運転するときのコーナーリングは腰をフルに使います。スキー用語にもなっていますが、「外向外傾」の腰使いをするのが大切です。コーナーリング時には、デュエマすることを怖がってはいけません。バンクが怖いがあまり、ハンドル操作でコーナーリングしがちですが、ハンドル操作だと遠心力に負けて体がオートバイから離れてしまうこともあります。ハーレーでは、基本的にはコーナーリング中のブレーキは避けます。
どうしてもブレーキングしたいときはリアブレーキのみ使用すれば、転倒せずに済むでしょう。

アクセルワークとクラッチ操作も大切ですが、これは慣れるしかありません。アクセル開度によるパワーとクラッチミートのクラッチレバー角度は、ハーレーでもモデルごとで異なるからです。ハーレーも両手・両足・腰を使って操作する乗り物で、それらを同時に行わなければなりません。そのため、何度も練習するのが良いでしょう。最も効果的な練習方法は広いスペースで2本のパイロンを立て、8の字を描くように走行する練習です。