ハーレーのグリップを交換する際の外し方や接着剤について

ハーレーのグリップはカスタムをする際、または劣化したものを交換する際に外すという人が多いです。そんなグリップの外し方としては、エアツールの有無によって異なっています。エアツールを持っている場合はホースの先をエアガンに変え、グリップの間に空気を入れながら引き抜くと簡単に外すことができます。
外したグリップを再利用したい場合や今後グリップを何らかの形で使う場合は、エアホースを利用すればグリップやハーレー自体を傷つけることはありませんし、容易に外すことができるのでお勧めの方法とされています。

エアホースがない場合は、カッターなどでグリップを切って外すという方法もあります。ただし、カッターで切った場合は当然グリップを再利用することはできないため、グリップをそのまま使い捨てる場合の外し方として考えておきましょう。
いずれの方法も5分以内にグリップを外すことができるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。ちなみにエアホースは自宅にないという人でもバイク屋に行けば置いてありますから、エアホースがないけど使いたい場合はバイク屋に足を運んで相談してみましょう。

グリップを外した後に新しいグリップに交換するためには、接着剤でグリップとハーレーをくっつけなければいけません。接着の方法は外し方と真逆の工程を踏めばいいだけなので、難しいことはないでしょう。
使用する接着剤はグリップ用のものを使用しないと、後から取り外しができなくなってしまう可能性があるほか、ダマになってしまったり握った時の違和感の原因になりやすいようです。そのため、接着剤は必ずグリップ専用のものを使用することがおすすめですが、ゴム系の接着剤であれば比較的安定するでしょう。

ハーレーのレバーが持つ役割と交換時のパーツの選び方

自分なりに手を加えて自由なカスタマイズや調整を楽しむことができるのが、ハーレーの大きな魅力の一つです。
カスタムというとシートやタンクのように目に付く部分をイメージされがちですが、目立たないながらも交換することで快適性が格段に向上するのがレバーです。

ミッション系バイクのレバーは右が前輪ブレーキ、左がギアチェンジをするためのクラッチの役割を担っています。ハーレーはアメリカのメーカーが生産、販売しているバイクですから、当然アメリカ人の体のサイズを基準に作られているのが特徴です。そのため、サイズが小さい日本人の中には位置が遠くて握りづらかったり、形状が太すぎて手に馴染まないといった悩みを抱えている人も少なくありません。近場の移動など短時間の運転程度なら問題はありませんが、ツーリングのような長時間運転ではストレスによる負担が大きくなってしまうため、対策を練る必要があります。

動力を切断してスムーズなギアチェンジをする役割を担っているクラッチレバーは、通常であれば遊びの微調整だけでも対応は可能です。しかし、違和感の原因が形状の太さや重さにある場合には調整だけでは問題を解決することができません。太さに不満を感じている人に向いているのがスリムレバーで、これは文字通り握りやすさを追求してレバー部分が細身になっているのが特徴です。これにより、手が小さい人でも余裕を持って握ることができます。クロームやポリッシュなどカラーも数種類用意されているので、細部にも自分なりの個性を出したいというこだわり派にも最適です。

そして、走行時のスムーズな操作性を重視したい人に好まれているのが、国産で販売されているバイク並みの高性能を備えていると言われるMSクラッチレバーです。
レバー本体の重量を最大限まで軽くして握りやすくしたことで、握力に自信のない女性ライダーでも簡単に扱えるのが魅力です。